IT大国インドのIT企業にインターンをしてみたいけど、どうやって受け入れ企業を探せばいいのだろうか?
このような疑問について答えていきます。
僕はインドのIT企業でインターン活動をしていますが、実際に僕が受け入れ企業を探した時の経験から書いていきます。それでは具体的に見ていきましょう。
インターン受け入れ企業を探す2つの方法
結論を言いますと方法は2つあります。1つはエージェントに依頼する方法。もう1つは自分で企業を探していく方法です。
- エージェントに依頼してインターン活動を受け入れてくれる会社を探す
- 自分でインターン活動を受け入れてくれる会社を探す
僕は両方から受け入れ企業を探して、最終的に2つ目の方法から企業を決定しました。それでは、それぞれのやり方とメリット、デメリットを伝えていきます。
エージェントに依頼してインターン受け入れ企業を探す方法
エージェントに依頼してインターン活動を受け入れてくれる企業を探す方法についてです。
例えば下記の海外インターンシップサイトなんかが有名です。

このサイトは様々な国と職種から自分の目的に合ったインターンシップを探すことができます。
それでは僕が考えるエージェントを利用するメリット、デメリットについて書いていきます。
エージェントに依頼する場合のメリット・デメリット
メリット
- 安心してインターン活動ができる
- 手続き上の煩わしい部分を代わりにやってくれる
- 時間が節約できる
デメリット
- 費用が掛かる
- インターン中の活動内容を細かく指定できない場合がある
- 受け入れが決まるまで受け入れ企業の具体的なことが分からない
上記について深堀りしていきます。まずはメリットからです。
安心してインターン活動ができる:エージェントが手配した会社なので、おそらく今までに受け入れ実績があるため、日本人の扱いにもノウハウがあるでしょう。
もし、ノウハウがなくてもエージェント側に相談すれば問題解決にあたってくれるはずです。
手続き上の煩わしい部分を代わりにやってくれる:海外でインターンシップ活動をするためには受け入れ企業とたくさんのやり取りをしなければなりません。例えば、取得するビザの種類を決めたり、それごとに必要な書類をやりとりしたり。他にも住む場所の手配をしなければなりません。
このようなやり取りはもちろん英語でします。めっちゃ大変ですよね。でもこのようなやり取りをある程度はエージェント側が処理してくれます。
それに意思疎通の行き違いが発生しないため、スムーズにインターン活動の準備ができるでしょう。
時間が節約できる:上記のようなやり取りで時間を使わなくて済むので、他のことに時間が回せます。
次にデメリットです。
費用が掛かる:これは仕方がないことですね。金額はエージェントによって異なってきますが、約10万円~20万円にその他費用が加わってきます。
インターン中の活動内容を細かく指定できない場合がある:エージェントが受け入れ企業と事前に打ち合わせをして活動内容を決めていると思うので、その内容から大きく外れるような活動はできないでしょう。
受け入れが決まるまで受け入れ企業の具体的なことが分からない:エージェントと受け入れ企業と面談を重ねて実際に採用が決まるまでは、おそらく受け入れ企業の企業名は分からないでしょう。少なくとも候補段階では分かりません。なので実際に受け入れ企業がどんなビジネスをしているのか、オフィスでの働き方などが想像しにくいです。
自分でインターン活動を受け入れてくれる会社を探す方法
それでは具体的な会社の探し方をお伝えします。僕が探すためにとった行動は主に2つあります。
1つ目は大学や都道府県庁、市役所などに相談すること
2つ目は行きたいIT企業にメールをしまくる方法です。
1つ目を深堀りしていきます。都道府県庁や大学が海外のIT企業とか大学と連携を結んで地域活性化の政策をとっている場合があります。
そのような提携企業などの情報を聞き出すために大学や県庁や、市役所でその仕事担当している方を見つけてアポを取ってみてください。
次にその方から提携企業と連絡先を教えてもらいましょう。できれば、企業に紹介を取り次いでもらってください。提携企業は日本に関心があるため、日本人学生がインドで学びたい気持ちを熱く伝えれば交渉や受け入れがスムーズになると思います。僕は最終的にこのルートで現在の企業を見つけることができました。
もう1つはとにかくIT企業にメールを送りまくることです。リクルートのページやお問い合わせから、インターンさせてほしい旨の文章を送りましょう。ただし、殆ど返信は帰ってこないのでそれは覚悟しておきましょう。心を強く持ってとにかく送りまくることが大切です。だいたい20社に1社くらいは返信が来るイメージです。
個人的に帰ってくる返信が高いと思う会社の特徴ですが、実績や提携先企業の欄に日本企業がある会社は日本に対する理解もあるため、確率が高くなると思います。
検索ワードの例ですが、例えばバンガロールのWeb系企業にインターンしたい場合は
Software development companies in Bangalore
と検索すればバンガロールのWeb系企業がヒットするので、あとはHPを見て行きたいと思う会社にメールを送りまくりましょう。
自分でインターン受け入れ企業を探す場合のメリット・デメリット
メリット
- 受け入れ企業を探すための費用が掛からない
- 交渉次第で自分のしたい内容でインターン活動ができる
デメリット
- とにかく時間と手間がかかる
まずはメリットからお話します。
受け入れ企業を探すための費用が掛からない:エージェントなどに手数料を払う必要がないため、かかるお金をぐっと下げることができます。その分をインターン活動中に回せるのは大きいです。インドは住む地域によりますが、僕の住む場所では5万円もあれば1か月生活ができます。仮に20万円浮いたら、4か月も生活できますね。
交渉次第で自分のしたい内容でインターン活動ができる:例えばですが、自分のスキルを売りこんで、このような開発に携わりたいと交渉したりもできます。僕は英語のスキルを向上させたかったのでインドの英語学校に通えるように交渉しました。こんな感じに自由度がエージェントを挟むよりも高いと思います。
次にデメリットについてです。
とにかく時間と手間がかかる:ゼロ出発になるため、時間がめっちゃかかります。僕は企業を見つけるだけで2か月はかかりました。
ここまで2つの方法についてお話してきました。いままでの話が参考になったのならば幸いです。
読んでくださった方、ありがとうございました。