ニューデリーで鉄道チケットを買おうとしたらインド人に3時間振り回せれた話

LIFE

初めてニューデリーに行って感想を1言で表すならデリーは魔都につきます。

鉄道のチケット1枚買うだけでも数時間の時間を費やし、色んなインド人に絡まれに絡まれました。

自称駅員、日本語を話す怪しいチケットオフィスのスタッフ、指を詰めた謎のターバンのおじさんなどなど。

この記事を読むと日本人がニューデリーの街中を歩くだけのことが、どれだけメンドくさいかが分かると思うので、お時間がある方は読んでくれるとうれしいです。
大体3分くらいで読めますので。

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混沌の魔都デリー

タイトルが中二病チックなのは許していただきたい。

しかし、デリーはどんな場所?と聞かれたら、混沌という言葉で返すのが1番しっくり来る。

月収100万円で中流階級とも言われる一方、そこらじゅうに物乞いがいる都市。
ここまで経済格差が激しい都市を僕は知らない。
聞く話によると、インド人の4000万人は家が無いらしい

デリーを歩いてまず思うことは半端じゃないくらい汚いということである。
まるで一面にゴミ箱をひっくり返したかのような光景。
というか、インド人はそこらへんにあらゆるごみを捨てているので、町がゴミ箱そのもののようだ。

デリーで知り合った日本人のショウゴ君が言うにはフィリピンの首都マニラのスラム街より汚いとのこと。

地面はゴミだらけ、空気は酷い大気汚染で青空なんて見れたら超ハッピーなんてレベルである。
日本の片田舎ですくすく育った僕からすればそれだけで軽いカルチャーショックであった。

生活が掛かっているんだから、そりゃ嘘も上手いよねって話

さて、今回デリーに来た理由は友人と一緒に北インドを旅行するためである。
そのために国際空港からニューデリー鉄道駅までメトロで移動した。

最寄のメトロの駅を出た途端、オートリクシャのドライバーからの熱烈な歓迎を受ける。
さすがデリーだなあと全部無視していると、1人のおじさんがニューデリー鉄道駅への行き方を教えてくれた。

デリーも優しい人がいるもんだとこのときは思っていた。
しかし、駅についてからチケットを買おうとしたときからデリーの洗礼が始まった。

まず、ニューデリー駅で外国人がチケットを買うためには外国人専用窓口という場所に行く必要がある。

事前の予習を済ませていたので余裕だろうとタカをくくっていたが、窓口の場所が分からない。

駅の入り口をうろうろしていると1人のおじさんが優しげに声を掛けてくる。
そして、「ここではチケットは買えないから、私が教える場所に行けば買える」と言う。
納得させるために駅員のスタッフであると社員証みたいなものも見せてきた。

これは最もポピュラーな手口だから、さすがに引っかからないわ!と心の中にほくそ笑みながら軽くあしらうとおじさんは酷く悲しそうな顔で戸惑いながら黙ってしまった。

僕はこれを見て、あれ?まさか本物の駅員?と思ったが、無視を決め込んで外国人窓口の捜索を続行した。

しかし、天性の方向音痴のせいかなぜか窓口は見つからない。
疲れてきたので、現地人のチケット売り場の列をさばいていたおじさんに窓口のことを聞くと先ほどのおじさんと同じことを言う。

まさか、さっき言われたことは本当だったのか?
日本人のブログに載っていないだけで別のオフィスがあるのではないかと考え始めてしまった。

友人と相談した結果、とりあえず言われたオフィスに行ってみることにした。

結論から言うとおそらく偽のオフィスだった。

ガバメントのオフィスだと言われて連れられてきた場所は古いコンビニの居抜き物件のような安っぽい建物だった。

「これ絶対あかんやつやん」と思っていると、なかば強引にリクシャから降ろされ、独特のイントネーションの日本語を話すインド人スタッフに出迎えられた。

これでほぼ間違いなく黒だと確信したので、話も聞かずに「お腹すいたからご飯食べた後でまた来るわ。」と伝えてその場を去ろうとすると、とりあえずオフィスに入れとだとか、一緒にご飯食べに行こう!とか言ってくる。

嫌だと断り続けるとインド人スタッフが「オ↓マ↑ェハセイカクガワルイネェ↑↑↑」とか言われる始末。

少しイラッとしたが、無視してリキシャを使って鉄道駅に戻ることにした。
かかった費用は80ルピー。
行きは20ルピーだったので、やっぱり詐欺だったんだろうなーと思う。

鉄道駅についたのでもう一度窓口を探そうと駅に入ろうとすると、「チケットを持っているか??」と自称駅員のジーパンに白シャツのインド人に話しかけられた。

今から買いに行くために駅に行くんだと言うとチケットが無いと入れないと言う。
周りの人がチケット持っているか確認してくれと言うが、はあ?と言わんばかりの顔で返される。

めんどくさくなったので、無視して入ろうとすると、「だから、チケット無いやつは入れん言うとるやろうが!!!」と大声で叫ばれて、カバンを捕まれ、道の端に引っ張り込まれる。

あまりの迫力にビビッてしまって、なし崩し的に話を聞かさせる。

あーだこーだ言われた後に、「電車が出発するまでの時間が無いからもういいわ。」と言って去ろうとすると、「何時発の電車だ」と言われたので、時間を伝えた。
すると、「その時間はオールドデリー駅発だからニューデリー駅の外国人窓口では買えない。」と言われた。

まさかと思って調べて見ると、言われた通り僕たちが乗ろうとした時間の電車はオールドデリー駅発だった。

このせいで、信じるべきかどうか悩み始めてると畳み掛けるようにチケットオフィスの行き方(先ほどと違う場所)を教えられた。

一通りの説明が終わった後、色々と疲れたので休むためにレストランを探すことにした。

向かいのメインバザールに入ろうとすると「メインバザールに入るための整理券は持っているか?」と別のインド人に声を書けられた。

ジーパン白シャツおじさんと別れてわずか1分後のことである。

インドは一瞬たりとも手を緩めてくれないなと辟易しつつ、そんな話は聞いたこと無いので無視して入ろうとすると、また大声で叫ばれて止められる。

さすがに我慢できなくなって「そんな話を聞いたことは無い!周りのインド人は入っているやん!」と言うと、「独立記念日が近いから厳重体制が敷かれている。外国人は整理券が無いと入れないんだ!整理券はタダだから言う場所に行ってとって来い!」とまたもやそれっぽいことを言われた。

よくもそんなに思いつくもんだとあきれ半分、感心半分でめんどくさくなりもう一度無視して入ろうとすると肩を捕まれて止められる。
もはや喧嘩をする勢いだった。

僕も熱くなってしまい、色々まくし立てたが周りの人間が集まり始めたので不味いと思ってその場から逃げ出した。

逃げる途中、後ろを振り向くとインド人はまだ僕たちにまくし立てていた。

メインバザールと逆方向に歩くことを余儀なくされる。
これまで一時間ほどでたくさんのインド人に絡まれて正直疲れ切っていた。

しかし、こっちの事情なんてもちろんインド人は知らない。

とぼとぼ道を歩いていると、後ろから優しい声でインド人が「何かあったのかい?」と声をかけられた。

またもや、自称駅員である。
今日は仕事が昼上がりだから暇なのだと言っていた。

振り払う元気も無かったので、今まであったことを話した。

そして話が終わった後にインド人はこう言った。

「そうか大変だったな!じゃあ、本当のチケットオフィスを教えてやる!」

もうため息も出なかった。

そんな雰囲気を察してか、社員証を見せられるが先ほどの自称駅員の社員証とはデザインが違った。

そのことを伝えると「役職によってデザインが違うんだ」とそれっぽいことを言っていた。

友人に無視して行こうと伝えると、「そうやって言われたこと全部を嘘と決めつけても先に進まんで。たまには信じてみんとあかんやろ。」と言われた。

その言葉に対して何も反論できなかったし、これ以上打つ手もなかったので、友人と一緒にチケットオフィスにつれて行って貰うことにした。

チケットオフィスは政府の管轄だから安心しろと言いながら、立派な建物をすべて無視してついた建物はコンビニの居抜き物件2号だった。

なんとなく駅前のア〇マンショップに似た建物だった。

しかもゴリゴリマッチョの兄ちゃん2人が入り口の両サイドを固めていた。

こんな場所に入ったら最後、絶対に高額なチケットを買わされるに違いないと直感が叫んでいた。

必死に言い訳をして、近くのカフェに逃げ込んだ。

カフェはエアコンの冷房が良く効いていて、うだる暑さの中、大量のインド人をいなしてきた僕たちにとってはオアシスそのものだった。

メニューを眺めていると友人が横をちらっと見て「あっ!」と声を上げた。

そこにはコーヒーを飲んでいる20代半ばの日本人男性がいた。

異国の街で疲れ切っていた僕は、同郷の人間がいることに嬉しくなってその男性に話しかけた。

男性はスズキさんという方で、お盆を利用してデリーに一人旅に来ていた。

笑顔の似合うナイスガイで、僕たちの今までにあった話を笑って聞いてくれた。

そんなこんなで互いの話を共有しつつ交友を深めていると、僕たちの隣のテーブルにターバンを巻いた初老のインド人が座ってきた。

男性は厳しい目つきをしていて、左手の指を2本詰めていた。

僕たちをしばらくじっと見つめた後、「デリーに観光に来たのかい?」と話しかけてきた。

少し心の余裕もできていたので、そうだよと返事をしてその男性と話をすることにした。

メインバザールの件を話すと、男性は「それは嘘だ。可哀そうな目にあったな。」と慰めてくれた。

こんな一面もあって僕はこのインド人をほとんど信用していたのだが、スズキさんがインド人がメニューをずっと注文しないことに気づいた。

たしかに15分以上何も頼まないのはおかしいだろうと思い、日本人側でそのことについて話していると居心地が悪くなったのか、インド人はスッと外に出ていった。

この後、カフェで十分な休息をとった後、3人で鉄道チケットを買いに行った。

スズキさんは僕たちにとってラッキーパーソンだったのかこの後は特に絡まれることなく、外国人窓口に行くことができ、無事にチケットは購入できた。

終わりに

今回はニューデリー駅でチケットを買うだけにめっちゃ苦労した話を書いてきました。

もし、皆さんが買いに行くようなことがあるならば、ガバメントオフィスという単語を使う人には十分に気を付けてください!

最後まで読んでくださってありがとうございました!

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